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退職後の資産運用はどんな方法で?

「老後に必要な生活費は1億円」とよくいわれます。その根拠は、60歳で定年を迎えた人が85歳まで生きると仮定した場合に、配偶者がいて、1年間の生活費を400万円としたとき25年間にかかる費用が1億円なのです。生活費の400万円は「ゆとりのある老後」を想定した金額なので、実際にはもう少し小額でも生活は成り立ちます。しかし、物価の上昇や社会保障費の増大を考慮するなら、それほど贅沢な金額というわけでもありません。

資産運用には、投資信託、株、不動産投資、金投資など様々なものがあります。それぞれ特徴が異なりますから、一概にどれが良い、と断言することはできません。まさにそこに資産運用の難しさがあるわけですが、基本的には「リスクが少ないこと」を重点的に考えていきます。老後の資産運用のスタンスとしては、資産を何倍にも増やそうという欲は捨てて、低金利の時代に「資金をただ預貯金として眠らせておく」のではなく、少しでも利益が出るように「有効に運用する」という考えを持ってください。

運用する資産としては、定年までの貯蓄、退職金、保険満期金、公的年金などが挙げられます。もちろん全てを運用に回すのではなく、生活の「余剰金」や「なくても困らないお金」から運用に回していきます。収入や支出は月単位、年単位で計算し、できるだけ詳細にキャッシュフローを把握してください。生活を切り詰めてまで資産運用にお金を投じる、という方も中にはいるようですが、基本的には「生活のために資産を運用する」わけですから、目的と方法を取り違えないようにしましょう。